Kubernetes上でサービスが次々に増えていく中で、可観測性をどう担保するかは悩みの種です。SDKや自動計装をサービスごとに入れ続け管理するのは、負担が大きくなっていきます。
そこで選択肢になるのが、OpenTelemetry公式のeBPFプロジェクト、OpenTelemetry eBPF Instrumentation、OBIです。アプリのコードを変えず、言語にも依存せず、各ノードにDaemonSetとして配って、HTTP・gRPC・データベースのトレースとメトリクスをカーネルから生成します。
ただし万能ではありません。アプリ内部のロジックやログとの紐付けはアプリ側の計装が要り、動かせる基盤にも条件があります。本トークでは、OBIの仕組みと実際に取れるものに加えて、OBIに任せられる範囲と、SDKやサービスメッシュに任せる範囲の境界線を、プラットフォームとアプリ双方の視点からお伝えします。
株式会社スリーシェイク
SRE
SaaSのプロダクト開発に長く携わり、フロントエンドからバックエンド、インフラまで幅広く開発を担当してきた。その後はプラットフォームチーム、開発生産性の改善、AIエージェントを扱うアプリケーションチームと、基盤からプロダクトまで複数の領域を経験。現在はSREとして支援しながら、監視・オブザーバビリティに強い関心を持って日々向き合っている。