スカイゲートテクノロジズが取り組む防衛領域のシステムには厳格なセキュリティ要件が課されます。とりわけ厳しいのが、Air Gap環境での稼働と、閉域網に持ち込む成果物の安全性担保です。一方、状況が刻一刻と変わる過酷な現場では、アプリケーションを日次で更新し続けられる速さも手放せません。
そこで私たちは、Gitサーバを閉域網に置かず、あるべき状態をOCI Artifact Spec準拠の独自形式に載せて運び込む「Gitless GitOps」を応用し、そのツール群を自作しました。搬入時に成果物そのものを検証できる構造が、安全性と速さを両立させています。直近の訓練では2.5週間で110件を超える変更をリリースしました。
本セッションでは、(1) 閉域網でGitless GitOpsが有効な理由、(2) OCIカスタムアーティファクトによるセキュリティ要件への対応、(3) 成果物の受け渡しと閉域網内での同期の設計を、反省点も交えて解説します。
金融・医療・制御系など「クラウドを前提にできない」組織が、自組織の要件からデリバリーフローを設計するためのノウハウをお持ち帰りいただけます。
スカイゲートテクノロジズ株式会社
プラットフォームテックリード
LINEヤフー株式会社のプライベートクラウド部門にて、リードエンジニアとしてKubernetesベースのアプリケーションプラットフォームの設計・構築・運用を担当。2026年3月よりスカイゲートテクノロジズ株式会社に参画。
業務の傍ら、CNCF(Cloud Native Computing Foundation)の日本チャプターであるCloud Native Community Japanおよび、そのサブグループCloud Native Platform Engineering Japanのオーガナイザーを務める。また、CNCFのCloud Native Platform Engineering Technical Community Group(TCG)にもコントリビュートし、コミュニティ活動を通じて国内外のプラットフォームエンジニアリングをつなぐ取り組みを行っている。
ヤフー第12代黒帯(クラウドスタック)。著書に「Kubernetes実践ガイド」(共著)、「Kubernetesマイクロサービス開発の実践」。