Deep Dive Distributed Tracing

オブザーバビリティを得るための強力なツールとなっているものの一つが分散トレーシング(Distributed Tracing)です。複数のサービス境界をまたいでいく様子は「一筆書き」とも呼ばれます。また高トラフィックなサイトでは大量のトレースが発生するため注目すべきものを選択する技術、即ちサンプリングも必要です。OpenTelemetryやW3C Trace Contextなどの標準を読み解くことで、どのようにふと筆書きがつながるか、どうサンプリングしているか、の2点に着目しながら、価値ある分散トレーシングを取得する方法をその理由から理解できるようになることが本セッションの目標です。なお、登壇者の所属する企業のサービスであるNew Relicをはじめベンダー固有の話はオープンな標準を理解するための要素としてのみ登場します。

Takayoshi Tanaka

登壇者プロフィール

Takayoshi Tanaka

New Relic 株式会社

リードテクニカルサポートエンジニア

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オブザーバビリティプラットフォームベンダーでリードテクニカルサポートエンジニアとして働くスペシャリスト。CKA/CKADやAzure Solution Architect Expertを取得するなどコンテナ関連技術、Azureをはじめとするパブリッククラウドに精通している。コミュニティでの登壇・執筆活動を積極的に行っておりMicrosoft MVPを10年受賞している。アプリケーションエンジニアやクラウド上のインフラ運用エンジニアの経験が長く、開発エンジニア視点での話が得意。