LINEヤフーで稼働するKubernetes as a Serviceは、20数名のチームが1200ものクラスタを運用する巨大プラットフォームです。この講演では、システム化を駆使して運用のトイルを解消した取り組みをご紹介します。
1. 3ヶ月ごとのk8sバージョンアップを、バージョン情報のコード化と検証項目のテストコード化により1人で実施できるようにしました。
2. 利用者の要求する多様な性能要件へ迅速かつ柔軟に対応するために、WorkerNode を migrate する仕組みを開発しました。その結果、管理者と利用者の手間を最小限にしつつ、多様な性能要件に対応できるようになりました。
この講演を通じて、自動化による運用のトイル解消のノウハウをお届けできればと思います。
- 溝口 響介 : 社内プライベートクラウド上でKubernetes as a Serviceを提供するSREチーム所属しています。最近は、利用者の開発体験が向上するマネージドサービスの提供に興味があり、従事・開発などをしています。
- 久保 顕登 : 2023 年にLINEヤフー株式会社に新卒入社し、Kubernetes as a Service のSREチームに所属しています。フルマネージド KaaS として、k8s のバージョンアップ運用や利用者向けインターフェースの開発をしています。k8s 歴1年で、チームメンバーに支えられながら日々勉強中です。