誰もがクラウドを手足にできる - SPOF解消までの成長と学習の軌跡

Proposal: (不採択)

初級者   Application / Development

スタートアップでは、限られた人的リソースの中でシステムを開発運用することが求められます。ある特定の個人が欠けると開発が機能しなくなる、いわゆるSPOF=単一障害点になっているというケースは枚挙に暇がありません。SPOFの解消は事業をスケールさせる上での重要な課題です。
講演者は2017年に電子チケットのWebアプリのコードを書き始め、その後8年間SPOFとしてせっせと働き、この春に晴れてSPOFを卒業しました。
我々のチームはメンバーの多くがWeb開発スクールを卒業した未経験転職者で構成されており、開発の知見がほぼない状態をスタート地点としてSPOF解消を実現できたことには大きな価値があると考えています。その実現においてはチームメンバーの多大な努力と並んでCDKやECSなどのクラウド関連技術が必要不可欠でした。
本講演ではこれを踏まえ、人的SPOFの解消においてクラウド関連技術がどのようにワークしたか、なぜ我々にクラウドネイティブ技術が必要だったのか、一般に技術を体得して手足にするとはどういうことなのか、等を論じます。職位を問わずリソース制限下の開発・運用者に広くおすすめの内容です。

Kazumasa Harada
株式会社ユニエイム
チケットソリューション事業部 開発責任者

システム開発者。
2017年に株式会社インフルを共同創業、株式会社ユニエイムへの事業譲渡・組織統合を経て2018年より現職。
ソフトウェアエンジニアリング協会の活動を応援しています。