Kubernetesはリリースから10年を迎え、あらゆる規模で採用が進み、ステートレスワークロードでは当たり前の選択肢の一つになりました。しかしながら、データベースをはじめとしたステートフルワークロードのKubernetes運用はまだまだ発展途上です。Kubernetesが次の10年に踏み出すためには、データベースエンジニアがKubernetesのアーキテクチャや運用モデルを理解し、それぞれの専門知識を活かした議論を展開するための共通認識を持つことが不可欠です。
本セッションでは、Kubernetesの運用・管理に携わるエンジニアとデータベースエンジニアの双方に向けて、データベースとKubernetesそれぞれの基本的な概念やアーキテクチャを整理し、運用するための基礎情報と、それにまつわる具体的な課題を共有します。参加者は、従来のデータベース運用における注意点や課題に加え、Kubernetesを活用することでデータベースの信頼性がどのように向上し運用負荷が低減されるのかといったメリットを学ぶことができます。実際に採用されている国内外の事例や具体的なプラクティスを通じて、クラウドネイティブなデータベース運用について実践的な知見を提供します。