■概要
本講演では、実際の運用事例を元に、Kubernetes(MicroK8s/Anthos/GKE)・GitOps・ArgoCD・Ansibleを組み合わせて、ハイブリッド環境(Edge,Fog,Cloud)の少人数管理をどのように実現したかを紹介します。
株式会社デンソーは、世界130工場、2,500の製造ラインをITおよびIoT技術でつなぐ
Factory-IoTプラットフォームをOSS中心に自社開発しています。
Edge,Fog,Cloudといった、物理的に離れたインフラを限られた人的リソースで運用するため、
アプリ基盤をKubernetes(MicroK8s/Anthos/GKE)に統一し、中央集権的な戦略を採用しています。
しかし、各工場(Edge,Fog)ごとに技術要件が異なり、同じ仕組みで運用することが困難でした。
そのため、最大限の共通化をしつつも、各工場で最適なアプローチを見出すことで、少人数管理を実現しました。
実際の事例を元に、以下の点について詳しく説明します:
- 各工場側の担当者との責任分界点の整理
- リソースの集約と分散の切り分け
- 運用効率化のための自動化
- アプリケーション更新の一貫した管理
■想定聴講者
・IoTに興味がある方
・ハイブリッドクラウドなど複雑なインフラ運用してる方
2015年にメーカー系SIer企業へ新卒入社。VMware仮想基盤の設計・構築やメインフレームの保守・運用を担当。その後、自治体向けのSaaS開発を経て、2025年に株式会社デンソーへ中途入社。現在は、DENSO Factory-IoTデータ基盤の開発・保守に従事。
デンソーにおける工場IoTプラットフォームの開発・運用を担当するソフトウェアエンジニア