OpenTelemetryの仕様は、OTEP(OpenTelemetry Enhancement Proposal) という提案プロセスを通じて進化を続けています。OTEPは仕様への大きな(領域を横断するような)変更を提案し、その意図とともに文書化するものです。このプロセスはKubernetesのEnhancement Proposalなどを参考に作られたものになります。
本講演ではOTEPのガイダンスを行うとともに、OTEPsの中から注目しているものを取り上げ、その背景にある課題、提案内容、現在の実装状況について紹介します。システム開発・運用者でありながらオブザーバビリティプラットフォームの開発者でもある両者の視点から、現場での具体的な事例をもとに課題や提案内容の嬉しさについて解説します。
取り上げるテーマは以下から時間の許す範囲で選択します:
- プロファイリング
- アプリケーションテレメトリスキーマ
- エンティティ
この講演はOpenTelemetryをすでに活用している開発者・運用者にとって、OpenTelemetryの一歩二歩先の未来がわかる内容となっています。