「あの時こうしておけばよかった……」とならないための、AWS マルチアカウント運用の教訓と考察

Proposal: (不採択)

初級者   その他

これから AWS アカウントの運用管理に携わる方へ、サービス開発のアジリティとガバナンスの両立にまつわる課題などを話します。弊社では、東京リージョンが提供される以前から AWS を利用してきました。2017 年後半からは AWS Organziations によるマルチアカウント運用を開始し、現在は 170 超の AWS アカウントが存在します。

筆者は、これら多数の AWS アカウントの横断的なセキュリティガードレールの構築や、コスト最適化に携わるチームの一人目です。「横断チームが存在しない」状態からの文化づくりと、ガードレールのような「仕組み」を組織に取り入れていくにあたり、どのようにフィットさせていくかを考えてきました。後者のような開発者体験に影響する内容は、初めから整備された状態でスタートするよりも、後から仕組みを取り入れるほうが難しいことがほとんどだと考えています。新たに AWS マルチアカウント運用を始める方が「あの時こうしておけばよかった……」とならないよう、自分が X 年前に戻れるならこうしただろう、あるいは今から始めるならこうするだろう、という内容を話します。

wa6sn
株式会社ギフティ
Platform Unit / Engineer

大手ポータルサイトでのインフラエンジニア、クラウドベンダーでのソリューションアーキテクトを経て、2021 年より現職です。多数の AWS アカウントの運用管理、サービスを横断して利用されるデータ基盤、認証基盤の開発・運用などを行うチームに所属しています。