そのCIは本当に役に立ってますか? - 高品質なCIプロセスを実現する設計術

Proposal: (採択)

初級者   CI / CD

現代のクラウドネイティブな環境では、プロダクトやサービスの開発からデプロイまでを高速なサイクルで数多く繰り返すことが当たり前となっており、そのような急速な開発サイクルの中でもなお高いサービス品質を保ち続けるために、継続的インテグレーション(CI)はとても重要な役割を果たしています。
しかし、長い実行時間や無意味な指摘の表出などが頻発するような質の低いCIプロセスは、逆に開発の阻害要因・ブロッカーとなってしまいます。「会社のルールだから」「トレンドだから」といった理由でCIを導入してはみたものの、CIツールから出る指摘に追われ、リリース承認のために見た目を整える作業に手間を取られて疲弊してしまう・その結果CIツールの存在が形骸化してしまうような現場も多いのではないでしょうか。
本セッションでは、CIプロセスを開発の妨げにせず、そこから出る指摘を品質向上に繋がる有意義なものにするためにどのような設定や調整をすればいいのか、CIの設計論を具体的に解説します。これにより、開発者がCIと健全な関係を築き、より効率的かつ質の高い開発環境の構築を行うための方法・マインドセットを考察します。

Haruka Sakihara
アクセンチュア株式会社
テクノロジーコンサルティング本部 アソシエイトマネージャー

2023 Japan AWS Jr. Champion / 2024 Japan AWS All Certifications Engineer
クラウドインフラエンジニアとして主にAWS上のアプリ環境設計・構築・運用業務に従事しています。趣味はGo言語と、そこで得られた知見を記事にして投稿すること。仕事とプライベートそれぞれで、アプリもインフラも両面わかるエンジニア目指して日々奮闘中。