スケーラブルな GitHub Actions セルフホストランナーを構築するための OSS として代表的なのが Kubernetes のカスタムコントローラーである ARC (actions/actions-runner-controller) ですが、我々は Amazon ECS をベースに独自で構築する方法を取りました。
「クラウドネイティブといえば Kubernetes」そんなイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか?本セッションでは、我々がなぜ Kubernetes 及び ARC を採用しなかったのかをチームの状況、運用保守、拡張性、エコシステムの活用の観点などで当時の意思決定を振り返り、実際に1年間運用してみて、その選択は正解だったのかをお伝えします。
また、社内に提供を開始してから改善を積み重ね、現在では1日に1万以上の Job を捌くほどになった大規模ランナーがどのように運用されているのかをお話します。グループ全体で広く利用される大規模ランナーならではの悩みや、改善に向けたアプローチも紹介します。