「完璧を目指さない」CDK進化論〜変化に強いアーキテクチャの育て方〜

Proposal: (エントリー済み)

中級者   Architecture Design

「まずはLambdaで作っておこう」から始まった構成が、トラフィック増加で15分制限やスケーラビリティの壁に直面した経験はありませんか?Infrastructure as Code 11年、CDK 6年の実践から、16プロジェクトの構築・運用で培った「スケールする進化的アーキテクチャ」を解説します。Lambda→Fargate(処理時間のスケール)、EventBridge→StepFunctions(複雑度のスケール)、DynamoDB→Aurora(クエリ要件のスケール)の3つの移行パターンを検討・設計する中で、SAMでは記述量が爆発的に増加する場面でも、CDKなら1/3の複雑度で実現できることを実証データとともに紹介。アーキテクチャを「完成させる」のではなく「スケールとともに育て続ける」実践手法をお伝えします。

Yusuke Shimizu
NRIネットコム株式会社
クラウドアーキテクト

Infrastructure as Codeを11年間利用し、AWS CDKを6年間にわたって実践してきました。「まずはLambdaで」から始まった複数のプロジェクトで、スケール限界による構成進化を何度も経験し、その過程でCDKの構成柔軟性の価値を実感しました。現在は16プロジェクトをCDKで運用し、段階的なアーキテクチャ進化の実践に取り組んでいます。「アーキテクチャは最初から完璧である必要はなく、変化に強く育てられるものであるべき」という信念のもと、進化的アーキテクチャの実践手法の共有に情熱を注いでいます。