成長期のSaaSを支えるインフラ ~Terragrunt以上、Kubernetes未満の世界から見える風景~

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中級者   Architecture Design

急成長するヘッドレスCMSのインフラ開発。私がジョインした2024年7月、そこにはIaCで管理されたリソースは存在しませんでした。
本セッションでは、ゼロからTerraform/Terragruntを用いてGoogle CloudやFastlyのインフラをコード化し、プロダクトの成長を支えてきた道のりをお話しします。

最近では、リモートMCPサーバのテクニカルプレビューを開始するなど、さらに成長も加速しています。
このような状況で、「Kubernetesやマイクロサービス化にまだ着手できていない…」という焦りを感じることも多いです。

しかし、その悩みは本当に今、向き合うべき課題でしょうか?

「Terragrunt以上、Kubernetes未満」という世界は、決して停滞ではなく、Cloud Nativeの世界での確かな一歩。
わたしたちのIaCの実践が、いかにして将来のスケールに繋がり、チームやコミュニティと共に成長していく未来を実現できるのか。その可能性を探っていきたいと思います。

Arihito Ota
フェンリル株式会社
インフラエンジニア

10年のコンビニバイト期間を経て、IT業界に飛び込む。
1社目で開発に関わったシステムがきっかけで、クラウドに興味を持つように。
もっとクラウドがやりたくて、フェンリル株式会社に転職。クラウドエンジニアとして、インフラの設計・開発・構築業務を実施。
現在は部署異動して、SaaSのインフラエンジニアとして業務にあたる。
また、趣味で女装を嗜んでおり、sakai-nakoというハンドルネームでも活動している。