X-as-a-Serviceを目指して - Team Topologiesの実践で見えた現実

Proposal: (エントリー済み)

中級者   組織論

enechainは国内最大のエネルギーマーケットプレイスを運営するスタートアップで、今年で創業6年目になります。組織のスケールに伴い、インフラ周りを一手に担っていたSREチームから分離する形で、より開発者体験(DX)の向上にフォーカスするPlatform Engineeringチームが昨年発足されました。

しかし、『Team Topologies』におけるプラットフォームチームをいきなり実践できるわけではありません。SREチームとの責任分解やプロダクト開発チームとの関わり方など、チームの体制を整える準備フェーズが必要でした。発足から1年で、ようやくフィードバックを受け入れながらX-as-a-Serivceとして振る舞える場面が増えています。今回はその過程を共有し、スタートアップにおけるPlatform Engineering実践のリアルをお伝えします。

DX向上に投資したい小規模の開発組織の方々はもちろん、Platform Engineeringにおけるプロダクト開発チームとの関わり方や、スムーズにガバナンスを効かせる方法を模索している方々の参考になれば幸いです。

Hayato Okuma
株式会社enechain
プラットフォームエンジニア

2020年にフリー株式会社に新卒入社。SREとしてインフラ構築や運用に従事し、5年弱の間でCI/CDやDB周りなど、クラウドネイティブなインフラに幅広く関わる。また部署異動を経て、社内共通基盤の開発及びドメインチームへの導入実績を作った。2025年1月よりenechain入社。