LT三種盛り — 5分で語る若手初学者向けに実際経験したLT

Track D 2025/11/19 16:20-17:00

初級者   その他   アーカイブ視聴可   スポンサーセッション

「LT三種盛り」は、技術コミュニティLT/若手初学者向けLT/オフライン限定5分LT BoF の3部構成で実施。
その中でも本セッションでは、初めて学ぶときのつまずきや、技術習得・登壇・コミュニティ参加を通じて得た等身大の経験を中心に語ります。
その中で、クラウドネイティブの世界に踏み出したばかりの若手エンジニアや初学者に向けて、
リアルな学びと成長のストーリーを共有するLTセッションです。

登壇の一歩を踏み出した人の話を聞くことで、"自分もやってみよう"という勇気とヒントを得られるはず。
配信を通じて全国の初学者へ届ける、挑戦と共感の5分間LTです。

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1. コンテナランタイムについて- 高レベルランタイムと低レベルランタイムの違い

高レベルランタイムと低レベルランタイムの役割の違いと、それぞれ現状何がデファクトスタンダードになっているか

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2. 研究室Kubernetesクラスタで学んだL2/L3ネットワーク

研究室の物理マシンを使ってKubernetesクラスタを構築する中で、VM間の通信方式を実機で検証しながら、L2/L3レベルのネットワーク技術を学びました。
KubernetesのCNIプラグインで使われる通信の仕組みをより深く理解するため、シンプルなL2接続、VXLANによるオーバーレイネットワーク、そしてBGPを用いたL3ルーティングという3つのパターンを試してみました。
それぞれについて構成やパケットの中身を紹介しながら、低レイヤのネットワークを学ぶ面白さを共有できればと思います。

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3. Amazon Q developerでどこまでできるか?

Amazon Q Developer Proの実践的な能力を客観的に評価し、AIに代替されないクラウドSEスキルを明確化しました。検証は「リソース操作」「セキュリティ遵守」「トラブルシューティング」の3つの独自評価軸に基づき、CloudWatchアラーム作成やVPCエンドポイント構築、EBS容量増加によるWebページ停止、ALBヘルスチェック失敗など、具体的なシナリオで行いました。検証の結果、Amazon Qは高速な問題特定、AWSベストプラクティスに基づいた包括的な知識、診断から解決まで一気通貫で実行できる実行能力という強力な側面を持つことが確認されましたが、一方で、人の意図を超えて操作を実行する「過度な自律性」や、本番環境での慎重さに欠ける「文脈理解の不足」というリスクも明らかになりました。

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4. CloudNativeなAI Proxy、Envoy AI Gatewayについて調べてつかってみた!

Envoy Proxy上に構築できるEnvoy AI Gatewayについて、できることや実践的な活用例について調査して紹介しようと考えています。運用する上で重要な負荷分散方法、mcp関連、Otel-Collectorによる観測など、詰め込んで話します!

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5. OpenTelemetryで見えるIoTを目指し、クラウドネイティブの奥深さに直面した

「OpenTelemetryを入れれば可観測性が実現できる」と思っていました。

ただ〇〇できれば良かったのに、やってみると「甘さ」に気づいた...
新しい領域に踏み入れる時、こんな経験ばかりですよね。

現在携わっているのIoTシステムは、様々なマイクロサービスで構成されています。
しかし、分散システム全体を追跡できる可観測性が欠けていることが課題でした。

そこで、OpenTelemetryを導入すれば解決できると考え、デモ構築を始めたものの...

・ UDPでどうやってトレースを伝播するの?
・ もしE2Eまで拡張するなら、何を考えればいいの?

何度も設計をやり直し、初心者ながら工夫を施してみました。

本セッションでお話しすること:
・ IoT特有のプロトコル制約とOpenTelemetryの適用課題
・ 若手エンジニアが実際にぶつかった壁と、その乗り越え方

領域に関わらず、これからクラウドネイティブ技術に挑戦する方の背中を押せたら嬉しいです。

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6. オンプレGPU監視システムのリプレイス奮闘記

本発表では、研究室で7年間運用されてきたオンプレミスGPU監視システムをKubernetesベースに再構築した体験談を紹介します。
旧システムは手製のbashスクリプトとcronで構成されており、それらの手動での設定や依存関係による障害対応など、多くの技術的負債を抱えていました。
それを学習コストや属人化の課題を意識しながらAnsible、ArgoCD、Prometheusなどを用いて再設計、再構築を行いました。
学生主体の環境でどのように技術選定を行い、可観測性と運用可能性の両立を目指したかを中心にお話しします。

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7. 可観測性って何?から始まった初めてのSRE 〜新規プロダクトで大量トランザクションと戦う初めてのクラウドネイティブ〜

新卒エンジニアとして、20年ものサービスの上で動かす新規プロダクト開発を任されました。
新規プロジェクトでは、大量のトランザクションが見込まれ、高い信頼性が求められるシステム。そんな中で、「OpenTelemetryって何?」「可観測性って何?」状態から初めてのSREを任さされました。
学びながら、成功と失敗を繰り返しながら、新規サービスを切り口にしながら既存サービスの信頼性を向上させた戦いの記録を話しします。
初学者目線で、オンプレミス環境からクラウド環境への移行を見据えた、可観測性を上げるため取り組みについて、失敗も成功も包み隠さず、挑戦の過程をお話しします。

Tsuruyoshi Ryu
早稲田大学大学院
学生

現在早稲田大学M1
普段は情報指向ネットワークに関する研究をしており、最近は研究室のサーバーを使って構築したk8sクラスタと戯れている。

Shota Uneno
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インフラエンジニア

2024年入社。SEとして、コネクティッドカー向けのデータ処理基盤の構築等、先端技術を駆使した案件に携わっています。

Shun Takeda
株式会社ラクス
一般エンジニア

2023年4月株式会社ラクスに新卒入社
社内でSRE課→AIエージェント課などに所属し、K8sやplatform Engineeringをメインにアプリ実装なども担当している

Banri Kakehi
Panasonic株式会社
SREエンジニア

2025年よりPanasonic株式会社にて、家庭用燃料電池「エネファーム」のクラウドネイティブ推進に従事。AWS Summit 2025 AI Agent Hackathon Finalistや Engineer Guild Hackathon 3位入賞など。

Keito Okamoto
大阪公立大学大学院
学生

M2 情報学研究科所属
研究室にてサーバー保守管理をやっています。目指せCluster化。

Haruto Yokoyama
GMOペパボ株式会社
全部やるマン

GMOペパボ株式会社ムームードメイングループエンジニア

Yasutaka Yoshida
NTT西日本株式会社
化学出身の駆け出しクラウドエンジニア

2023年に新卒でNTT西日本に入社
AWSを中心とした詳細設計·構築案件や生成Alに関する技術検証を担当