Amazon Web Servicesの公式ブログで紹介されているNLBの耐障害性パターンを検証する中で、NLBのidle timeout(350秒固定)とTCPキープアライブ間隔がずれると、接続がサーバー側で切断されてもクライアントには気づかれず「決済が成功したか失敗したか分からない」状態が生まれることに気づきました。
本セッションでは、この状態をVercelのサーバーレス関数上で再現し、Amazon Bedrock(Claude, Converse API)に金額差分や再試行間隔などから「同一冪等キーでの再試行」と「別冪等キーでの再試行」を判定させ、重複認可の疑いがあるケースだけ人間の承認ゲートにエスカレーションする仕組みをライブデモで紹介します。
サーバーレス環境ではインスタンス間でインメモリ状態が共有されないため、決済ルートを分けていた当初の設計では台帳が共有されずAI判定が素通りするバグが実際に発生し、単一の動的ルートに統合して緩和した経験も共有します。運用管理者・アプリケーション開発者向けです。
株式会社アイドルシステム
AWSエンジニア
AWS Community Builder(AI Engineering)。個人開発でAmazon BedrockやAgentCoreを使ったAIエージェントを多数構築しており、「承認ゲートをIAMで強制し、プロンプトに頼らない」設計を一貫した軸に据えています。ECS多段リリースパイプライン、決済の重複認可判定、CloudWatch Logsコスト最適化診断など、実際に動くシステムを本番運用しながら、AIエージェントに何を任せて何を人間の判断に残すかを検証・記事化しています。Qiita Tech Festa Day 2026、AWS Community Day Singapore 2026などで登壇。