staging→AI自動ゲート→canary→Slack人間承認→本番、という5段階のECSリリースパイプラインをecspresso(v2.8.5)とStep Functionsで構築し、承認ゲートをプロンプトではなくIAMで強制する設計にしました。本セッションでは、この仕組みを「動くことを確認して終わり」にせず、あえて各分岐を実際に壊して検証した過程を共有します。
具体的には、本番デプロイ失敗時にcanaryが残留し2バージョンが本番トラフィックを分け合っていた事象、承認却下後もecspresso rollbackではタスク数が減らず旧バージョンが本番トラフィックを受け続けた事象(本番ALBへの応答の一部が旧バージョンから返っていたことを実測で確認)、ecs:ListTaskDefinitionsがクラスタ条件でスコープできずIAM設計を見誤りやすい落とし穴など、実機で壊して初めて分かった5つの誤りを紹介します。承認ゲートを「入れて終わり」にしないための検証観点を持ち帰ってもらう内容です。
株式会社アイドルシステム
AWSエンジニア
AWS Community Builder(AI Engineering)。個人開発でAmazon BedrockやAgentCoreを使ったAIエージェントを多数構築しており、「承認ゲートをIAMで強制し、プロンプトに頼らない」設計を一貫した軸に据えています。ECS多段リリースパイプライン、決済の重複認可判定、CloudWatch Logsコスト最適化診断など、実際に動くシステムを本番運用しながら、AIエージェントに何を任せて何を人間の判断に残すかを検証・記事化しています。Qiita Tech Festa Day 2026、AWS Community Day Singapore 2026などで登壇。