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KubernetesからGitOpsまで、教科書を10か月作って何を捨て、何を残したか

中級者 Architecture Design

約10か月かけて、Kubernetes、マイクロサービス、CI/CD、GitOps、Observabilityなどを扱うクラウドネイティブ教科書を制作しました。

制作で直面したのは、個々には正しい説明でも並べるだけでは技術同士がつながらないという問題です。一つの章を直せば別の章との整合性が崩れ、後半を書いて前半へ戻り、図版にすると文章では見えなかった曖昧さが露出する。そんな修正を繰り返しました。

例えばマイクロサービスでは複雑性が消えるのではなく「置き場所が変わる」と捉えることで、通信やObservability、運用との関係を整理しました。生成AIも制作に活用しましたが、速度が上がっても、何を採用し、何を捨てるかという判断は残りました。

本セッションでは、「個々を正しく説明すれば全体も伝わる」という前提を捨てた制作過程と完成した教科書を題材に、「なぜ必要か」「導入すると何が変わるか」「複雑性や責任はどこへ移るか」という、個別技術の関係を整理・説明する際に使える観点を共有します。

Speaker

toshiyuki tashibu

株式会社シャインソフト

マネージャー

ITエンジニア向け教育に携わり、Linux、コンテナ、Kubernetesを中心とした研修講師・教材制作を担当。LPI-Japanのクラウドネイティブ教科書制作ではプロジェクトリーダーを務め、約10か月にわたり全体構成の設計、執筆、レビュー、図版制作、英語版制作まで携わる。現在もKubernetesをはじめとするクラウドネイティブ技術の研修・教材制作に取り組んでいる。