AWSにある数PBのデータをGoogle CloudのAIで分析したい。
この要求に対し、高額なEgressコストと物理転送の壁が立ちはだかります。
ETLでデータをコピーし続けることは、鮮度劣化とガバナンス複雑化を招く負債の始まりに過ぎません。
本セッションでは、弊社がエンタープライズ案件で実践する、物理的なデータ移動を排除した論理統合アーキテクチャを解説します。
理想論ではなく、コストとレイテンシのトレードオフをハックした記録です。
具体的には以下の3点をDeep Diveします:
クロス・クラウド認証設計:AWS IAMとGoogle Service Accountをキーレスかつセキュアに連携するWorkload Identityの実装パターン。
遅延との戦い:コンピュート(BigQuery)とストレージ(S3)が分離した環境下での、ベンチマーク結果とパーティショニング戦略。
損益分岐点分析:転送すべきか、現地で計算すべきかを判断するための、コスト対効果の数理モデル提示。
マルチクラウドを真に"Scaling Together"するための現実的な設計図を共有します。
株式会社 MBK デジタル
データエンジニア
株式会社MBKデジタル データエンジニア。
Google Cloud Partner Top Engineer (2025-2026)、Jagu'e'r Award 2025 優秀賞受賞。
計量経済学のバックグラウンドを持ち、エンタープライズ領域にて技術の実利を追求する。
現在は、AWS×Google Cloudの論理統合基盤、経営層向け自律型AIエージェント、データ分析アプローチによるSecOpsなど、領域を横断したアーキテクチャ設計に従事。
「ログもコストも認知負荷も、すべてデータとしてハックする」を信条に、ビジネス価値に直結する実装を続けている。