Gartnerの2026年戦略的トレンドに選出されたConfidential Computing (CC)。しかし、その実態は「難解な低レイヤー技術」というイメージが先行し、具体的な導入イメージを持てている方はまだ多くありません。本セッションでは、CCが「特殊な開発」を必要とする段階から、既存コンテナを「そのまま」動かせるフェーズへ進化している現状を解説します。
Azureマネージドサービスでの実践と、CNCFプロジェクトであるConfidential Containers (CoCo) へのコントリビュート経験を活かし、2つの移行アプローチを徹底比較。インフラの隠蔽とK8sネイティブな制御のトレードオフ、Remote Attestationの実装難易度、そして実務で直面したパフォーマンスやデバッグの「泥臭い現実」を公開します。
機密データ(AIモデル、顧客情報等)を扱う基盤の設計者や、CCという言葉は知っているが「自分たちのプロジェクトにどう関わるか」を見極めたいエンジニアへ、明日からの選定指針を提示します。Kata/CoCoの内部構造に興味がある方も必見です。
株式会社Acompany
Software Engineer
名古屋大学発スタートアップである株式会社Acompanyに2025年にエンジニアとして入社。普段はConfidential Computingを活用したAIアプリケーション・プラットフォームの開発に従事。 学生時代はプロセッサ・コンパイラ(学部)から差分プライバシー(修士)まで幅広く研究し、低レイヤー技術とプライバシー保護技術に強い関心を持つ。個人活動としてCNCFのConfidential ContainersやKata Containersへのコントリビュートも行っている。