Kubernetes基盤において無停止アップグレードは前提となりつつあります。そのなかで「どの方式を選択するか」という意思決定は、サービス規模や特性、運用する組織体制によって大きく異なります。
本セッションでは、数百ノード規模で稼働するKubernetesクラスタ(Amazon EKS)においてアップグレード戦略をどのように検討・比較・改善してきたのかを共有します。ローリング、インプレース、マネージド機能による更新など複数の選択肢を、運用負荷や安全性、許容リスクの観点で評価し、何を優先して判断したのかをご説明します。
さらに、弊プロダクトで転換点となったKarpenterの導入についてお話しします。ノードスケーラーとしての特性と設計思想を、アップグレードの視点から再解釈し、どのような意思決定にいたったのか、その成果とともにお話しします。
本セッションは、アップグレードにおける答えを提示するものではありません。皆さまのサービスそれぞれの特性と制約に照らし合わせて「自分たちならどうするか」を考えるための一助となれば幸いです。
株式会社MIXI
SRE
SIer、保育スタートアップを経て、2022年4月株式会社ミクシィ(現MIXI)に入社。『家族アルバム みてね』にてSRE・PFE領域を中心に基盤運用や信頼性向上、各種改善に取り組む。2026年2月にKubestronaut取得