エンタープライズにおける共通基盤は、煩雑な調整を肩代わりし、安全性を担保してくれる強力な味方です。しかし、統制を強めるほど利用する開発者の認知負荷や不自由さが増大するというジレンマがあります。
本セッションでは「強制力と自由度」を軸にレイヤリング。共通基盤、Golden Pathの2層構造で役割を再整理し、組織のアジリティを最大化したアプローチをお話しします。
【具体的な実装パターン】
・共通基盤:「AWS Control Tower + Service Catalog」を用いたネットワーク・セキュリティのサービス化
・Golden Path:「GitHubエコシステム」を活用したスモールスタートな配布(テンプレート/モジュール、ガードレール、AI向けコンテキスト)
本アプローチにより、AWSアカウント発行申請から開発環境の立ち上げを約1カ月から3日程度に短縮できました。共通基盤の次の一手に悩む方、統制と自由度のバランスに苦心している方へ、組織の生産性を底上げする役割分担の考え方と実装パターンを紹介します。
みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社
ヴァイスプレジデント
2015年に入社後、国際系金融システムの開発・保守を担当。その後CCoE活動を経て、AWS Control TowerとAWS Service Catalogを活用した社内共通プラットフォームの構築・運用を推進。現在はプラットフォーム上のGolden Pathを整備し、エンタープライズにおける開発者体験・生産性向上に取り組んでいる。
その他、〈みずほ〉グループ横断コミュニティ「コクリエ」を運営し、クラウドネイティブ開発に特化したLTやハンズオンなどのイベント企画を主導。
みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社
アソシエイト
フルスタックエンジニアであり、AWS・Google Cloud・Azureでの実務経験を持つ。
少人数での新規事業開発をアジャイルで行い、フロントエンドからバックエンド・インフラまで一貫した開発経験を積む。
現在はDX領域の内製開発チームに所属し、社内用チャットシステム・スライド生成システム・監査補助システムなどAIを活用したプロダクト開発に携わる傍ら、内製開発全体の強化にも従事している。
AI駆動開発の研究と実践も重ねており、チームでの効果的な活用方法を探求している。
昨年度はAWSにおけるAIセキュリティをテーマにFin-JAWS等で3度登壇。
みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社
ヴァイスプレジデント
営業支援アプリやパブリッククラウドを活用したデータ分析基盤の開発に従事
先端技術研究部(現部署)へ異動後は社内のクラウド、アジャイルの普及、推進に携わる
現在はDX推進、内製開発部隊のGolden Path整備などを担当