プラットフォームエンジニアリングの目的は「開発者の認知負荷を下げ、価値提供を最大化すること」です。しかし、基盤の高度化・抽象化は、皮肉にも初期構築の複雑さやドキュメントの肥大化という新たな負荷を生む矛盾を孕んでいます。
本セッションでは、コンテナアプリケーション実行基盤「Orbit」の1.5年にわたる運用経験を紐解きます。デプロイ頻度44%向上等の成果の裏で浮き彫りになった「初期導入に平均4日要する」「満足度調査で60%がストレスを感じている」というリアルな失敗と、AIエージェントによる解決策を詳解します。
「Orbit AI Agent」は、自然言語による作業代行とドキュメント検索を行うマルチエージェント構成を採用。初期構築を1日に短縮し、問い合わせ削減や開発者の心理的ストレス解消を実現しました。
開発の裏側では、親エージェントによるタスク割り振りの失敗や、インフラ操作における「AIの誤操作」をどう防ぐかが最大の論点でした。これらを克服したプロンプト設計、メタデータ管理、ガードレール設計の全貌を、現場で磨き上げた具体的な技術知見とともに公開します。
Sansan株式会社
プロダクトマネージャー
新卒でWebエンジニアとしてキャリアをスタート。
バックエンド、フロントエンド、クラウドインフラ領域などの経験を積み、2021 年に Sansan に入社。現在は関西支店で Platform エンジニアとして全社横断 Platform Orbit の開発およびプロダクトマネジメントに従事している。