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エンタープライズの厳格な制約を開発者に意識させない:クラウドネイティブ開発基盤設計

中級者 - Intermediate Cloud Native Platform Engineering

閉域ネットワークなどセキュリティ要件を吸収するエンタープライズのクラウド共通基盤の上で、アプリの開発導線を整えることが私たちのミッションでした。

私たちはCDKカスタムコンストラクトで基盤の制約を吸収しセキュリティ基準も担保。
GitHub Packagesでの組織内配布、GitHub Actions Reusable WorkflowsによるCI/CD共通化により、開発者はアプリを書くだけで済む仕組みを構築しました。

設計で最も苦労したのは疎結合性の設計です。
共通基盤との接続やVPCの扱いなど基盤固有の制約はコンストラクトが吸収し、開発者は意識不要。
それでいて案件固有のカスタマイズにも対応できる柔軟性を維持しました。

TypeScriptの型補完で何が設定できるか一目で分かるだけでなく、ドキュメントやSkills・MCPによるAIコンテキスト配布も整備。
クローン時点でAIがベストプラクティスを理解済みの状態に。環境構築は2〜3週間から約2時間に短縮。

「誰もが躓く部分が取り除かれ、開発に集中できる」という声が届いています。
どのように開発者体験を高めたかを共有します。

Speaker

Kyuto Nigai

みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社

アソシエイト

フルスタックエンジニアであり、AWS・Google Cloud・Azureでの実務経験を持つ。

少人数での新規事業開発をアジャイルで行い、フロントエンドからバックエンド・インフラまで一貫した開発経験を積む。
現在はDX領域の内製開発チームに所属し、社内用チャットシステム・スライド生成システム・監査補助システムなどAIを活用したプロダクト開発に携わる傍ら、内製開発全体の強化にも従事している。

AI駆動開発の研究と実践も重ねており、チームでの効果的な活用方法を探求している。
昨年度はAWSにおけるAIセキュリティをテーマにFin-JAWS等で3度登壇。

Yusei Matsuo

みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社

ヴァイスプレジデント

2015年に入社後、国際系金融システムの開発・保守を担当。その後CCoE活動を経て、AWS Control TowerとAWS Service Catalogを活用した社内共通プラットフォームの構築・運用を推進。現在はプラットフォーム上のGolden Pathを整備し、エンタープライズにおける開発者体験・生産性向上に取り組んでいる。

その他、〈みずほ〉グループ横断コミュニティ「コクリエ」を運営し、クラウドネイティブ開発に特化したLTやハンズオンなどのイベント企画を主導。