SREの重要なミッションの一つが「トイル削減」ですが、「削減手法」について議論されても「特定・計測方法」のようなプロセスに関する議論は少ないと感じております。
EightのSREチームは「特定→計測→分析→実行→再計測」のサイクルでトイル削減に取り組みました。自動計測が困難なトイルに対し、Notionフォームで毎朝トイル時間を記録する日次アンケート方式を採用しました。入力負荷を下げる設計をもとに日次で入力することで、継続的で精度の高い記録を実現しました。蓄積データをAIで分析した結果、既知のアラート対応とアプリケーション例外確認運用が60%以上を占め、曜日・メンバー間の偏りなど構造的課題が可視化されました。
「なくす・自動化する・一部改善する」のフレームワークで改善アクションを選定・実行し、再計測と比較により30%以上の時間削減を見込んでいます。データで効果を示すことで、チームにトイル改善サイクルを根付かせています。
本セッションでは、明日から始められる計測の仕組み、AI分析手法、改善アクションの判断基準、削減事例まで、一気通貫の実践知を共有します。
Sansan株式会社
SRE
2014年4月に新卒でSIer企業に入社。2019年8月からフリーランスエンジニアとして独立し、クラウドエンジニアおよびSREエンジニアとして複数の案件を経験。2025年4月にSansan株式会社に入社し、名刺アプリ「Eight」のSREエンジニアとして活動。