M&A後は、既存環境の移行を期日内に完了させなければならないケースがあります。その結果、開発環境の整備やインフラコストの最適化が後回しになってしまうこともあります。これは、すぐに大きな問題にならなくとも、継続的な改善や将来の拡張を見据えると構造的な整理が必要な状態とも言えます。
本セッションでは、SREが移行後のプロダクトに入りこみ、基盤の状態把握から課題の特定・解消した事例を紹介します。
本事例では、まず事業インパクトが大きく全体像のキャッチアップにもつながるため、コストの可視化から着手しました。そこからタスクを整理し、影響範囲とリスクを見極めながら優先順位を設計し、アーキテクチャ見直しや自動デプロイ導入、IaCによる管理再設計を段階的に進めました。ここでは本事例で得た「どこから整えるか」という判断軸と、事業を止めずに再現性を高めていくアプローチを具体的にお伝えします。
後からプロダクトに参画するSREやインフラエンジニア、開発生産性向上に向き合うチームに向けた内容をお伝えします。過去の合理性を否定するのではなく、これまでの積み重ねを尊重しながら構造を整える実践を共有します。
株式会社GENDA
SRE/インフラ
2013年から野村総合研究所でインフラエンジニアとしてプライベートクラウドのインフラの設計・構築から運用改善からキャリアをスタート。7年ほど経験してから、次はアマゾンウェブサービスジャパン合同会社でAWSを軸にした技術支援で、自動化や統制基盤導入に取り組む。2025年からGENDAでSREとして複数のプロダクト基盤や共通基盤改善を実施中。