AI エージェントが IaC のコードを生成できる時代になりました。しかし命名規則、CIDR 設計、リソースの組み合わせ方や設定値の基準といった組織固有のルールは、AI が文脈なしに再現できません。プロンプトは揮発し、Wiki は非構造で、module だけでは「なぜそう作るか」が伝わりません。
モビリティ領域で複数サービスを開発する私たちには、module の共通化で初期構築を短縮してきた数年の運用実績があります。いま取り組んでいるのは、その発展形です。ユースケース単位でまとめた「スタック」をカタログから選んで組み合わせ、サービス基盤を構成する。設計判断もカタログに含め、「何を作るか」だけでなく「なぜこう作るか」まで構造化する。サービスが増えても組織の標準が薄まらないプラットフォームを目指しています。このカタログを AI エージェントのコンテキストとして渡したとき何が起きるか——見えてきた課題と可能性をお伝えします。
新規サービスの基盤構築を効率化したい方、AI にインフラ生成を任せたいが組織ルールとの整合に課題を感じている方に向けた内容です。
KINTOテクノロジーズ株式会社
Senior Infrastructure Architect
2025年1月よりKINTOテクノロジーズ株式会社にてクラウドインフラ担当として従事。中小SES、大手SIer、Web系事業会社にてSREやプロジェクトマネージャ、システムアーキテクトを経験。