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Slackで飛び交う権限依頼をゼロにする ― IaCとAIで拓く権限セルフサービス

中級者 - Intermediate Platform Engineering SRE

LayerXが提供するAI Workforceは、エンタープライズ向けのAIエージェント基盤です。導入企業が増え環境が拡大するにつれ、クラウドの権限管理がボトルネックになりました。Slackでの権限付与依頼、退職者の削除漏れ、誰が何の権限を持つか把握できない――手作業では限界でした。

この課題に「AIが扱える構造化データで権限を定義し、AIで運用を回す」アプローチで取り組みました。

まず権限定義をIaCで宣言的に管理し、PRを通じて付与する権限をレビューできる基盤を整えました。次に最小権限の仕組みを導入し、常時付与の強い権限を剥奪。そしてこの構造化されたデータを土台に、AIコーディングエージェントによるセルフサービス化に進みました。開発者が自然言語で依頼するだけで、AIが適切な権限定義を生成しPRを作成します。

各ステップの具体的な設計判断や、つまずいたポイント、運用して見えた課題をお話しいたします。

Speaker

Kenta Ishida

株式会社LayerX

SRE

ソーシャルゲームの現場で負荷対策など運用ノウハウを蓄積。2019年にヤフー(現・LINEヤフー)へ入社し、ヤフーショッピングのストア向けツール刷新を主導。その後はKubernetes as a ServiceのSREとして、運用自動化やコストと稼働効率の改善に従事。2024年9月よりGen-AXに参画し、AI SaaSの可用性向上と観測性基盤の整備に取り組む。2025年11月よりLayerXに入社。SREとしてエンタープライズ向けAIエージェント基盤AI Workforceのインフラ運用・可観測性・IaCによる権限管理の仕組みづくりに取り組んでいる。