異なる出自を持つ2つの大規模プロダクト、minneとSUZURI。PaaS、自社クラウド、複数のK8sクラスタが混在した状況から、物理的なクラスタ統合ではなく、運用の「型」を揃えることでいかに持続可能なプラットフォームを構築したか。本セッションでは、Embedded SREとしてこれら複数の変遷を主導してきた経験から、そのプロセスと意思決定の裏側を紐解きます。
minneでは「式年遷宮」というサイクルを軸に、自社K8sからの完全撤退や、運用負荷軽減のためのサービスメッシュ脱却といった「洗練」のプロセスを。SUZURIでは、複数プラットフォームに分断されていた環境をマネージドなK8s環境へと一本化する「収束」のプロセスを詳解します。
あえて高機能なミドルウェアを捨て、構成をシンプルに寄せる「引き算」の判断基準とは何か。個別の最適化を排し、複数のプロダクト間で「プラットフォームの設計思想」を同期させることで、いかに運用者の認知負荷を制御してきたかを語ります。10年の歴史の末に辿り着いた、2026年現在の「持続可能なプラットフォーム」のあり方を共有します。
GMOペパボ株式会社
技術部技術基盤グループ
2018年GMOペパボ株式会社に入社。技術基盤グループのEmbedded SREとして、複数の大規模サービスにおける基盤刷新やマイグレーションを主導。「運用の持続可能性」と「プラットフォームの標準化」を軸としたアーキテクチャ設計・構築に注力している。