「Cattle, not Pets」はKubernetesアプリ設計の常識ですが、その前提となる高可用性サービスに頼れないステートフルアプリ(Git/P4、CI・開発環境、レガシー等)は多くの組織に残っており、それらをVMから脱却させるにはK8sのReadWriteOnce(RWO) PV+シングルレプリカPodで「飼う」しかないケースがあります。
本講演ではこのトピックを掘り下げた次の内容をお話します。
・Kompoxの紹介: マルチクラウドK8sアプリ運用ツール https://docs.kompox.dev/edge/ja/
・K8sの宣言的管理・自動復旧・API駆動インフラを活用したcompose.yml中心のアプリ開発ワークフロー
・HPAやローリングアップデートと無縁なRPO≈0・SLO 99.9%の割り切った可用性設計
・AKSにおけるRWOのAZ制約・デタッチ・スナップショット挙動の現実
・CRD/Operator化とPaaS展開構想
K8sの能力をあえて使わないことがステートフルアプリ設計の現実解になり得ることを、汎用的な設計パターンとして持ち帰りいただけます。
株式会社バンダイナムコスタジオ
テクニカルディレクター
Linux・Unix・OSS・Go言語など低レイヤ技術好きのエンジニア。組み込みやゲームサーバ開発を経て、社内IT環境の改善やクラウド移行支援に従事。
クラウドVMとDocker Composeで多数の社内向けステートフルアプリを運用してきた経験から、現在はそのクラウドネイティブ化に取り組み、マルチクラウドK8sアプリ運用ツールKompoxを開発しています。Kompoxの開発の経緯とロードマップについては https://docs.kompox.dev/edge/ja/stories/ を参照してください。
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