AIコーディングで生産性は大きく伸びました。ただ、恩恵を受ける人と、コストを払っている人は同じではありません。AIが生み出すコードの量は、オンコール担当者の睡眠と引き換えになっていきます。
書く側は確かに速くラクになっています。でも、深夜に叩き起こされるのはいつも同じ人たちです。本番で火を噴いたコードの責任は、結局どこかの人間が背負うことになります。この不均衡の根本原因は、ツールではなく組織のあり方にあります。生産性は個人に閉じてスケールしますが、障害の影響は組織全体に広がる。このレバレッジ範囲のミスマッチが放置されたまま、AI活用だけが先に進んでいるのが今の現場です。
ITにおけるボトルネックは開発から運用に移りました。そんないまこそ、運用担当が不幸せにならないよう、運用体制を根本から見直してみませんか。現場のリアルを踏まえながら、これからの運用の在り方をお話しします。
PagerDuty
Product Evangelist
PagerDutyのProduct Evangelistとして、インシデント管理を起点とした運用文化の改善を支援している。
かつては通信事業者でプラットフォームエンジニアとしてパブリックPaaSの開発・運用に従事。その後、Pivotal、VMware、HashiCorpといったクラウドネイティブ領域をリードする外資系ベンダーで、ソリューションエンジニアやアーキテクトとして、数多くの企業のプラットフォーム構築やDevOps導入を支援してきた。
技術コミュニティへの貢献にも力を入れており、日本最大級のクラウドネイティブカンファレンス「CloudNative Days」の立ち上げから運営に携わり、2019年から2023年までCo-Chairを務めた。現在はPlatform Engineering Meetupのオーガナイザーとして、プラットフォームエンジニアリングの普及活動を推進している。
一般社団法人クラウドネイティブイノベーターズ協会 代表理事、一般社団法人SREコネクト 理事。
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