Kubernetesと比較して、AWSのECSはよりシンプルなエコシステムを提供し、初心者にもアプローチしやすい環境を持っています。しかし、現代のデプロイメント戦略を考慮する際、単にコンテナを運用するだけでは不十分です。このギャップを埋めるため、CI/CDとインフラのコード化を組み合わせたGitOpsが注目を集めています。
この背景から、AWSのECSとGitOpsを組み合わせて、特にPipeCDを用いたcanary releaseの実施に取り組みました。PipeCDは、マルチクラウド環境での継続的デリバリーを支援し、canary releaseやblue-green deploymentなどのデプロイメント戦略を簡単に実装できるOSSツールです。
チームに新しい運用スタイルを取り入れる過程で、コミュニケーションを明確にし、運用手順を文書化し、フィードバックを促進することに特に注力しました。これにより、チームメンバー全員が新しいツールや手法への理解を深め、スムーズに運用に取り組むことが可能になりました。
また、OSSとしてPipeCDを採用した際に遭遇した課題や、それらを克服する過程で得た知見、セルフホスティングの経験、そしてコミュニティへの貢献についても詳しく話します。OSSツールを導入する際に直面した問題や解決策を見つける過程で得た洞察は、同じ道を歩む他の開発者にとって非常に有益な情報となるでしょう。
最終的に、このセッションで共有する知見や経験が、皆さんの技術的な課題解決に少しでも役立てば幸いです。