KDDIでは多数の基幹システム群に対するOracle Cloud Infrastructure (OCI)への移行を目的としたQUAD4プロジェクトを立ち上げました。その中で我々プラットフォームエンジニアリングチームのミッションは、基幹システムのモダナイゼーションを加速させることであり、設計標準化と内製化に注力しています。例えば、設計標準化に関しては、アーキテクチャ、ミドルウェア、パラメータ等のパターン策定に加え、ガバナンスを効かせた各システムへの設計標準化の適用と改善サイクルを実施しています。また、内製化においては、IaCによる構築自動化や運用管理ツール等のコンテナ化を進めています。QUAD4プロジェクトは道半ばではありますが、これらの取組みを評価いただき、2024 Oracle Excellence Awards (Application Modernization)最優秀賞を受賞しました。本発表では、我々がこれまでQUAD4プロジェクトを通じて得られた知見や直面した課題について皆様に共有できればと思います。
2016年にKDDIに新卒入社。ネットワークエンジニアとして固定系システム、モバイルコアノード、グローバル法人システムと幅広い領域にて、SDN、データセンターネットワーク、5Gコアノード、インターネットバックボーンネットワークの開発業務を経験。2024年に現在の社内基幹系システムのクラウドシフト推進グループに参画。これまでの開発経験を活かしながらも、新たなクラウド領域における業務に日々奮闘中。
2014年にKDDIに新卒入社。ネットワークエンジニアとしてメール・電話呼処理系・モバイルコアノード・プライベートクラウドなどの幅広い領域のネットワーク設計開発に携わり、SDNを利用したデータセンターネットワーク業務を経験。2022年にハイブリッドクラウドのための社内閉域網からパブリッククラウドへ接続するネットワークを企画開発。2023年に現在の基幹系システムのクラウドシフト推進グループに参画。これまでのネットワーク開発経験を活かしながらも、新たなクラウド領域における業務に日々奮闘中。