長らくパブリッククラウドを利用してきた私たちの組織が、新たにプライベートクラウド環境の構築に挑戦しています。大企業のように大規模な投資は難しいため、まずは小規模からスタートし、段階的に拡張するアプローチを選びました。私たちが得意とするKubernetesの知見を活かし、クラウドネイティブな仕組みを取り入れることで、柔軟性・拡張性・運用効率を最大化することを狙っています。本セッションでは、なぜプライベートクラウドに踏み出したのかという背景、そしてコスト最適化を主なメリットとして期待している点を紹介します。加えて、副次的に得られる効果(ナレッジの蓄積やエンジニア育成など)にも触れ、今後どのように成長させていくかの展望についてお話しします。パブリッククラウド依存からの一歩目をどのように踏み出すか、その実践的な視点を共有します。
新卒入社した会社でWebアプリの開発に従事。その後開発プロセスの品質向上や自動化、改善に興味を持ち、カサレアルに2016年に中途入社。Webアプリ開発を経てクラウドネイティブ技術支援を担当。