レガシーから未来へ-Kubernetesで切り拓くACID×スケーラブルなトランザクションアーキテクチャ

Proposal: (エントリー済み)

中級者   Microservices / Services Mesh

本セッションでは、KubernetesのHPA(Horizontal Pod Autoscaler)と連携してスケールアウト可能なトランザクションモニターの活用方法をご紹介します。業務アプリケーションをステートレスに保ちながら、ACID特性とスケーラビリティの両立に成功した事例をもとに、具体的な使い方や応用方法を解説します。

こんな方におすすめ
•クラウド環境でのトランザクション管理に課題を感じている方
•更新系処理がレガシーに残っており、移行に悩むアーキテクト
•オンライントランザクションの将来に関心のあるエンジニア

セッションで得られる知見
•トランザクションや取引業務をマイクロサービス化するための考え方
•クラウドに最適化されたトランザクションマネジメント手法
•分散トランザクションにおけるオンライン性能を最大限に引き出すためのポイント

技術構成と役割
•Kubernetes:トランザクションモニターと業務アプリケーションの統合管理
•Paxos Commit Transaction Orchestrator:オンライントランザクションの状態管理
•Horizontal Pod Autoscaler:トランザクションモニターおよび業務アプリケーションの自動スケーリング

Jumpei Nishitani
株式会社 日立製作所
シニアソフトウェアアーキテクト

日立製作所にて、HTTP ServerおよびJakarta EE系テクノロジーの開発に従事。これまでに、エンタープライズ向けJava技術の設計・実装を通じて、堅牢かつ拡張性の高いシステム基盤の構築に貢献してきました。
現在は、Hitachi Microservices Platformの技術推進を中心に、システムアーキテクチャ設計におけるアーキテクトおよびエヴァンジェリストとして活動中。クラウドネイティブ環境におけるマイクロサービス設計や分散トランザクション管理、スケーラブルなアプリケーション基盤の構築に注力し、社内外への技術発信も積極的に行っています。