皆さんは「Image mode」または「Bootable Container Image」という用語を聞いたことがあるでしょうか?ブートできるコンテナ・・・とは???となる方もいらっしゃると思います。
Image Modeは、Fedora OSやRHELなどに実装され注目を集めている新機能です。Image Modeでは、コンテナイメージ内にカーネルやinitramfs、systemdなどを含むことで、ブート可能なOSコンテナとして取り扱うことを可能とします。
OSそのものをコンテナイメージとして扱うことで、CI/CDや自動化、DevSecOpsなど、Appコンテナで培った知見をOS運用そのものに活かすことができます。特にパッチ運用のモダナイゼーションを実現し、まるでスマホのOSアップデートのように簡単に実行でき、さらにロールバックも容易とします。
本セッションでは、Image Modeの概要から実現している仕組み、使い方、活用方法など、具体的な操作方法と共にご紹介します。まだ貴方の知らない新しいLinuxの姿を一緒に見ていきましょう!
2002年に国内大手SIer教育事業部の営業としてキャリアスタート。その後、面白そうだからという理由でIT技術講師に転身。多くの各ベンダー認定講習やOSSに関するトレーニングの開発とデリバリーを担当する。 2015年、外資系ベンダーにクラウドネイティブ関連プロフェッショナルサービスのスペシャリスト/コンサルとして転職。OpenStackのほか、CephやCeph、あとCephなどの構築を担当する。AWSとかTerraform、Ansibleなども囓りつく。 2024年2月より現職。公共アカウント付きのSolution Architectとして客先で喋り倒す日々を送る。 その他、コミュニティ関連の運営に数多く参画(完全に趣味)。好きなものはメガネ。