クラウドネイティブ環境におけるオブザーバビリティの第一歩は、堅牢なログ収集基盤です。本セッションでは Fluentd の最新動向を紹介します。Fluentd は「古いのでは?」と誤解されがちですが、実際にはゼロダウンタイムでのアップデートやリスタート対応、ログロスを防ぐ耐障害性の強化など、進化を続けています。さらに新たにリリースされた Fluent Package v6 LTS では、OpenTelemetry プラグインが追加されました。これにより、Fluentdが従来得意としてきたログ収集に加え、トレース基盤との統合が可能になります。本発表では、Fluentdが提供する最新の技術機能とその使い方を整理し、クラウドネイティブ時代におけるオブザーバビリティ基盤としてどのように活用できるかを具体的に示します。