私は新卒エンジニアとして入社から半年間、セキュアなクラウドサービスを開発してきました。
本セッションでは、その経験を踏まえ、ゼロトラスト時代に求められるクラウドネイティブセキュリティの技術詳細をAzureサービスを題材に解説します。特に焦点を当てるのは、Intel SGXやAMD SEV-SNPを利用してデータ使用中まで保護するConfidential Computingと、秘密情報をコードに埋め込まず安全に管理できるKey Vaultです。Confidential ComputingではTEEによる隔離環境とRemote Attestationの役割を具体的に解説し、Key VaultではHSMを用いた暗号鍵管理やManaged Identityを通じた認証の仕組みを紹介します。
対象はクラウド開発者やセキュリティ担当者、そしてこれから学び始める若手エンジニアであり、参加者はAzureのセキュリティサービスの仕組みを理解し、安全な設計手法や多層防御の考え方を学べます。また、新卒としての実体験を交えることで、同じ立場の方々に学習の指針を示す機会となるでしょう。