「リソースは空いたはずなのに、まだPending?」Kubernetesを運用していると、そんな場面に遭遇することがあります。kubectl describe podでSchedulingに失敗した理由は確認しても、そのPodがその後どこで待ち、何をきっかけに再びSchedulingされるのかまで意識する機会は少ないのではないでしょうか。
本セッションでは、kube-schedulerのScheduling Queueを題材に、失敗したPodがQueueの中でどこに置かれ、どのような仕組みで再試行へ戻るのかを実装から読み解きます。同じCluster Eventでも再試行対象のPodが異なるのはなぜか。QueueingHintとbackoffの役割を掘り下げます。さらにWorkload-Aware Schedulingの実現に向け、PodGroup単位で複数Podを扱うScheduling Queueの拡張も追っていきます。
Pending Podに遭遇したとき、「なぜ失敗したか」だけでなく「何が変われば次の試行につながるのか」を切り分けられる視点を持ち帰ってもらうことを目指します。
株式会社スリーシェイク
SRE
SRE / Platform Engineerとして、Kubernetesクラスタの運用・信頼性向上をはじめ、デプロイ基盤の改善やIaCの推進など、SaaS基盤の安定運用と継続的な改善に従事。
2026年8月に株式会社スリーシェイクへ入社し、現在はSREとしてクラウド・コンテナ領域を中心とした技術支援に携わっている。