AIに設計書や実装計画、実施記録等を書かせていますか?
私たちの現場ではAI Harnessを整え、Coding Agentが長時間作業できるようになりました。ところが、「Agentが生成する大量の文書や巨大なMermaid図を人もAIも読み切れない」「開発に必要な業務知識や設計情報の整備に時間がかかる」「作業が一人のセッションに閉じるため、チーム連携が難しい」といった問題に直面しました。
そこで、文書・意味・図を疎結合につなぐクラウドネイティブな「Shared Context」を試します。AgentはSnowflake上の業務概念とシステムの関係から、変更対象、守るべき設計ルール、確認すべき資料やテストを絞り込みます。その内容をもとに、Notionで実装計画をまとめ、Miroで変更案の構成図やER図を作成します。チームは文章と図を非同期にレビューし、その結果を次のAgent実行へ反映します。この仕組みで、AI駆動開発を個人の高速化からチームの開発基盤へスケールできるかを検証します。試作で見えた効果と、同期ズレや図と実装のドリフトといった失敗を共有します。
株式会社野村総合研究所
テクニカルエンジニア
2024年4月に株式会社野村総合研究所へ入社し、プライベートクラウドのエンハンスやGPUを用いたローカルLLM検証といった低レイヤの業務を担当。その後は現在に至るまで、AI駆動開発×クラウドを軸として官公庁向けの生成AI案件や技術検証、AI駆動開発研修の企画・講師などを担当しています。