電子カルテHenryのAI機能をPoCから本番運用に載せるまでの奮闘記となります。鍵はObservability-Driven Developmentでした。PoC期にOpenTelemetryのトレースやダッシュボードを作り、Bizと共に現場訪問を重ねてソフト面とハード面の両方でLLM機能を可観測にしました。OpenTelemetryのトレースをLLM機能開発にフル活用して本番適用した事例となります。
・非同期ジョブ境界で切れたトレースを繋いでLM呼び出しのボトルネックを検知
・「要約が遅い」等の問題をTraceから分析しビジネスジャッジに反映
・軽量モデルで10秒→2秒にした時の品質退行を検証段階で検知、以後Golden Dataset+LLM-as-judgeで守る
持ち帰り:
・LLM spanの属性セットと問題分析
・通常APIとLLMで監視基準を分ける設計
・個人情報をテレメトリに載せない工夫
・Cloud Run+Vertex AI構成による汎用AI基盤の構成
対象:
LLM機能を本番運用・導入するバックエンド・SRE・基盤エンジニア
株式会社ヘンリー
Staff Engineer
2024年より株式会社ヘンリーにて医療系SaaSの開発に携わる。前職野村総合研究所では、金融セグメントのシステムに携わり、現職含め要件定義から開発・運用までフルサイクルで幅広くプロダクトを運用してきた。
CloudNativeな文脈において好きなことはObservability。
AWS Ambassadors 2023/AWS APN Top Engineer 2020-2023/Google Cloud Partner Top Engineer 2023.