技術と経営の視点から考えるtoCプラットフォームのマルチクラウドコスト戦略

Proposal: (不採択)

中級者   FinOps

toCプラットフォームの持続的な成長には、クラウドコストの最適化が経営戦略の重要な要素となります。本セッションでは、音声プラットフォームを運営するVoicyが実践したマルチクラウド環境(AWS, Google Cloud, Datadog, TiDB Cloud等)における具体的なコスト削減事例を、経営視点と技術視点の両面から紹介します。
計画段階におけるtoCプラットフォーム特有の原価計算、為替変動リスクへの対応、そして実際の運用で発生した想定外の問題への対処法まで、具体的なノウハウを共有します。
特に、コスト構造の分析、文化形成を通じたメンバーの意識改革、そして経営判断に資するコスト指標の設計に焦点を当て、参加者にクラウドコスト最適化を推進するための実践的な知見を紹介します。

Ryosuke Yamamoto
株式会社Voicy
VPoE

早稲田大学でマルチメディアと機械学習を研究し、修士号を取得。その後ヤフー株式会社に入社し、ヤフー検索のバックエンドをフルスクラッチで開発。2019年にVoicyにジョイン。サーバサイド開発に加え、インフラやデータ基盤の構築し、データ部門の立ち上げを主導。その後、開発組織全体の責任者となり、技術・組織戦略の策定、開発プロセス適正化、コスト適正化、エンジニア組織の強化に携わる。2025年にVPoEに就任。