学生スカラシップLT 〜CloudNativeに挑戦する学生たちの10分間〜

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学生スカラシップに採択された学生エンジニアたちが、それぞれのCloudNative技術への挑戦を10分間で語るLTセッションです!
全国から集まったスカラシップ生たちが、普段の学業と並行して取り組んでいるCloudNative技術の実践や研究、個人プロジェクトについて発表します。「初めてKubernetesを触った話」「コンテナ化で苦労したポイント」「研究でCloudNative技術を活用してみた」など、学生ならではの視点での挑戦や発見をシェアします。
このセッションは、CloudNative Daysが次世代エンジニアを応援する取り組みの一環です。
採択された学生たちにとっては技術カンファレンスでの初登壇となるかもしれません。完璧な発表じゃなくていい、むしろ試行錯誤の過程や失敗談こそが、同じ道を歩む人たちの励みになるはず!
未来のCloudNativeコミュニティを担う学生たちの、新鮮で熱い発表をお楽しみに!

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1. NUMA環境とコンテナランタイム ― youki における Linux Memory Policy 実装 (川崎晃太朗)

OCI Runtime Specに新規追加されたLinux Memory Policy機能を、Rust製コンテナランタイムyoukiに実装した事例を紹介します。NUMA環境でのメモリ配置制御の仕組み、実装上の課題、runcとの整合性、そして初めてのOSSコントリビュート経験から得た知見を共有します。

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2. セキュリティキャンプ全国大会で学んだこと (影広 智彦)

セキュリティキャンプ全国大会への応募戦略から学習内容まで紹介します。過去の落選を活かした改善点、KubernetesやOIDCなどクラウドネイティブ技術の学び、そしてキャンプ修了後の所感をお伝えします。セキュリティやクラウド技術に興味がある方におすすめです。

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3. Cloud Native 技術をフル活用!壊して学ぶ自宅サーバーのバックアップ戦略! (俵 遼太)

自宅サーバーでのデータ損失経験から構築した、Kubernetes上のステートフルアプリケーション向けバックアップシステムを紹介します。CloudNativePG、MinIO、Longhorn、Veleroを活用し、多重バックアップと自動リストアテストで信頼性を実現した実例をお話しします。

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4. サークル内サービスを支えるインフラ基盤構築 (黒田真央)

約700人が所属する東京科学大学デジタル創作同好会traPのインフラ基盤について解説します。内製ツールのDocker ComposeからKubernetesへの大規模移行、DevOpsBotの改修、CI/CD環境の変化など、部内インフラの進化の過程をお伝えします。

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5. オンプレとGCPのハイブリットでk3s/k8sでゲームサーバーをオーケストレーション (佐藤良)

UnrealEngine dedicated serverをオンプレとGCPでハイブリッド運用する実証実験を紹介します。kata containerでセキュリティを確保しながらコストを抑え、障害時にはクラウドへ自動フォールバックする仕組みの構築事例をお話しします。

Ryo Sato
筑波大学情報学群情報科学類
ゲームクライアントエンジニア

普段はゲームクライアントエンジニアとしてUnrealEngineやUnityをやっています。

Ryota Tawara
京都大学
学生

京都大学 工学部 電気電子工学科の学部4回生です。
自宅サーバーが趣味で、Kubernetesクラスタを3年ほど運用しています。

TOMOHIKO KAGEHIRO
帝京大学
大学生

理工学部 情報科学科 通信教育課程に在籍。よく使う言語はGoとPython。最近、vimtutorを終えた。

Mao Kuroda
東京科学大学デジタル創作同好会 traP
Web / インフラエンジニア

東京科学大学デジタル創作同好会 traP で Web サイト制作やインフラ管理に携わっています

Kotaro Kawasaki
筑波大学
学生

筑波大学 情報科学類 3年。以前コンテナランタイムを Rust で実装してみたことをきっかけに、クラウドネイティブ技術に興味を持ちました。個人開発が趣味です。現在は OS を書いたりしています。